1日の終わりに飲むビールは美味しいもの。ましてや、走った後なら普段の何倍も美味しく感じられます。
それを目的に走っているランナーも多いのではないのでしょうか。
ランナーにとってデメリットばかり取り沙汰されるアルコールですが、実際にどんなデメリットがあるのか?
「でもやっぱり飲みたい」という方向けに気を付けるポイントをまとめました。
これを見れば、お酒と上手に付き合いながらランニングを継続し、タイムアップを目指していけること間違いなしです。
ランニング後にアルコールをとるデメリット
体重増加の原因になる
ランナーの中には体重に気を付けている方も多いのではないのでしょうか。
1㎏体重が軽くなるとフルマラソンで3分早く走れると言われています。
ランナーにとって、飲酒は体重増加のリスクがあります。
実際に、350mlビール1缶の栄養成分について、筆者の大好きなキリン一番搾りで見てみましょう。
成 分 | 数 値 |
---|---|
エネルギー | 140 kcal |
炭水化物 | 9.45 g |
糖質 | 9.1 g |
プリン体 | 36.05 mg |
1杯飲むと2杯、3杯と進んでしまうのが酒好きの性。
また、アルコールは、食欲増進効果もあり、カロリーや糖質の摂りすぎにつながりやすいです。
身体の回復を遅らせる
走った後は筋肉が損傷している状態ですが、肝臓の働きにより筋肉(筋タンパク質)が合成され、回復していきます。
しかし、このタイミングで飲酒をすると、肝臓の働きがアルコール分解の方を優先してしまい、筋肉の回復が後回しになってしまうのです。
その結果、回復が遅れ、筋肉痛が促進されたり、免疫力が下がって風邪を引きやすくなったりします。
脱水になりやすい
アルコールには利尿作用があり、身体から水分を奪います。
人間の体重の60%は水分だと言われていますが、この体水分、新陳代謝や体温調節など健康を維持するうえで大切な役割を果たしているんです。
飲酒すると、摂取した以上に水分が外へ出ていき、体水分率の低下につながります。
ランニング後の適切な飲酒
飲酒には上記のようなデメリットがありますが、メリットもあります。
アルコールには、疲労感を軽減する効果もありますし、何より美味しく飲んで心が充足されることが最大のメリットです。
アルコールの適切な飲み方を知れば、「アルコール=悪」とはなりません。
それでは、気をつけるポイントを紹介します。
- アルコールの前に必ず十分な水分補給をする
- 運動後すぐのアルコール摂取は避け、1時間以上空ける
- 食事と一緒に摂る
- おつまみはたんぱく質、糖質(炭水化物)、ビタミン・ミネラルを中心に、栄養バランスのとれた内容を心がける
- 飲みすぎには注意
まとめ
筆者にとっても、ランニング後のビールは「今日も頑張った!」という自分を癒す欠かせない習慣となっています。
ランニング後のビールは、ランニングを継続するモチベーションでもあります。
今回、デメリットも紹介しましたが、大事なことは「アルコールと上手に付き合うこと」
アルコールと上手に付き合うことで、デメリットを最小限におさえることができます。
それにより、楽しくランニングを継続することができれば、マラソンのタイムアップも狙っていけることでしょう!
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