トレーニングやダイエットをする人が摂るべき栄養素の代表と言えば、たんぱく質です。
たんぱく質をきちんと摂取しながら運動することで十分な筋力を維持でき、さらには食欲抑制や代謝アップといったダイエット効果も期待できます。
そんなたんぱく質を手軽に、美味しく摂ることができたとしたら嬉しいですよね。
それを実現するのが今回紹介する低温調理器「BONIQ(ボニーク)」です。
今回は、筆者が何度もリピートするサラダチキンと温玉の作り方を紹介するとともに、実際にボニークを使って感じたメリット・デメリットをレビューします。
BONIQ(ボニーク)とは
BONIQ(ボニーク)は、株式会社葉山社中という会社が販売している低温調理器です。
火入れ加減が難しい肉や魚も、低温調理器の特徴をいかして簡単に美味しく調理することができます。
- 食材に適した一定の温度余計な温度管理が不要
- 湯煎により加熱全体をムラなく均一に加熱
- 真空により加熱調味料が均等に浸透
ボニークでサラダチキンと温玉を作る
それでは実際に、ボニークでサラダチキンと温玉の同時調理をやってみます。
- 鶏むね肉 2枚
- 生卵 7個
- ジップロック 2袋
容器に水(お湯)を入れ、温度63℃、1時間にセットして
スタートできるだけ真空にしたいので、空気を抜く
設定温度になったら、鶏むね肉と生卵(そのまま)を投入
卵の加熱は30分で終了。取り出したら、温玉完成
最初に設定した1時間経過すると、ボニークがお知らせしてくれる。鶏むね肉を取り出す
鶏むね肉をスライスし、お皿に盛る。今回は桃屋のきざみしょうがを添えて頂きます
低温調理のメリット3選
メリット① 柔らかくジューシーに仕上がる
肉や魚は60℃を超えると硬くなり、68℃を超えると水分を失いパサつき始めます。
低温調理器はその食材に適した一定の温度で調理するので、火が通り過ぎるといったことはありません。
実際にボニークで作ったサラダチキンを食べてみると、パサつきは一切感じません。低温調理は肉のたんぱく質を縮ませないので、脂が少ない食材ほど、低温調理のメリットを最大限に感じることができます。
脂の少ない高たんぱく食材としては、赤身の牛肉、豚もも肉、豚レバーなども低温調理するのにおススメです。
メリット② 同時調理が可能
今回は鶏むね肉と温玉を同時調理しましたが、工夫次第で様々な同時調理が可能となります。温度と時間の設定は、ボニークを購入すると付いてくる加熱時間基準表が参考になります。
【一例】63℃設定で同時調理できる食材(時間差調理)
・温玉 30分
・鶏肉(20mm)1時間
・牛肉(20mm)1時間5分
・豚肉(20mm)1時間20分
メリット③ 簡単に作れて片付けが楽
低温調理は食材のセッティングが終わればあとはほったらかし。熟練やノウハウは不要です。
調理後は容器の水を流すだけなので、面倒な洗い物も発生しません。ただし、ボニークはメンテナンスとして月1回のクエン酸水洗浄を推奨しています。
低温調理のデメリット3選
デメリット① 時間がかかる
低温でじっくり加熱するため時間がかかるといったデメリットがあります。
筆者は休日の時間がある時に2~3日分をまとめて作ることにしています。また、たくさん作ったら冷凍保存し、食べるときは冷蔵庫で解凍して食べています。
デメリット② 適正な温度を守らないと食中毒のリスクがある
低温調理では高温による殺菌ができないため、食中毒に注意する必要があります。
そのため、次のような対策が必要になります。
- 清潔な道具を使う
- 調理後は90分以内に食べる(あるいはすぐに冷蔵庫に入れる)
- 調理・保存時には細菌が増殖しやすい5~55℃の温度帯を避ける
基本的なルールを守れば、安全に食べることができます。
デメリット③ 食材の臭みが残る
低温調理は、加熱を最小限に抑えて調理するため、肉や魚の素材の味や香りが際立ちます。
素材本来が美味しければいいのですが、鮮度の低い肉や魚の場合は臭みが気になるでしょう。
低温調理する食材は新鮮なものを選ぶことをおススメします。
まとめ
今回実際に作って分かったことは、ボニークを使うと、とにかく簡単に、そして美味しいたんぱく質料理が出来上がるということ。
鶏むね肉だけではなく、様々な食材に活用することができますので、色んな料理にチャレンジしてみたくなります。ボニーク公式のレシピサイトでは実に様々なレシピを紹介しており、とても参考になりますよ
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