みなさんはフルマラソンの目標タイムをもっていますか?
マラソンでは、目標タイムに向けて、ペース管理をすることが非常に重要です。
スピードの上げ下げが激しいと、無駄な動作が多くなり、スタミナが失われます。イーブンペースをキープして走ることが省エネな走りにつながります。
そこで今回は、マラソンにおいて不可欠な、レースペースの感覚を養うトレーニング「ペース走」を紹介します。
ペース走のやり方と効果
ペース走は、目標とするレースペースを維持して一定の距離を走るトレーニングです。
トレーニングでは、一気に40Kmを走るのは負荷が高すぎるので、分割して走るのがおすすめです。
1週間で合計がマラソンの距離くらいになるようにするとよいでしょう。
以下を参考にしてください。
1週間のメニュー例 | |
---|---|
8分割走 | 5Km×8本 |
4分割走 | 10Km×4本 |
2分割走 | 20Km×2本 |
ここで注意したいのが、走るときは、目標とするレースペースを守ること
この練習があまりにもきつく感じるのであれば、設定しているペースが速すぎるということ
自分に合ったペースを見つけ、それを把握することが重要です。
ペース走は、マラソンに向けてより実践的なスピード能力とスタミナが身につく効果があります。
一目で分かる 目標タイム別レースペースの目安
目標タイム | 1Kmあたりペース目安 |
---|---|
サブ5.5 | 7分45秒 |
サブ5 | 7分5秒 |
サブ4.5 | 6分20秒 |
サブ4 | 5分40秒 |
サブ3.5 | 4分55秒 |
サブ3 | 4分15秒 |
実際に走ってみて感じたこと
筆者も実際に、ペース走トレーニングを行ってみました。
筆者の場合、2カ月後の京都マラソン(フル)で4時間15分を目標としているので、次のような練習メニューを組んでみました。
筆者の1週間の練習メニュー
ペース
距 離 10Km×4本
実際に走ってみると、走り始めの元気なうちは、ついつい設定ペースより速くなってしまい、次第に失速💦
自分の感覚で走ると、スピードの上げ下げが発生してしまうので、ランニングウォッチでペースを確認しながら走りました。
ペースを維持するのが意外に難しかったです。
今後さらにトレーニングを重ねて、ペースを維持する感覚を身に付けたいと思います。次回は2分割、20Km×2本でチャレンジしてみたいと思います。
参考文献
鈴木清和「確実に速くなる ランニングの科学」(池田書店)
金哲彦「金哲彦のマラソン100日練習メニュー」(実業之日本社)
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